係数1/8の一次IIIRフィルタの周波数特性
先の記事に引きつづき、簡単1次IIRローパスフィルタの波形を示す。今回は、周波数特性。
ディジタルフィルタ計算式は、
y(nT) = x(nT) - 1/8*y{(n-1)T} + y{(n-1)T}
(式24)
サンプリング周期T=1msとしたとき、時定数は、約7msになります。
周波数特性の計算式導出方法について、知りたい方は、以下の記事を参照願います。
http://robotcontroller.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/iirt1ms15ms-7ef.html
周波数特性のグラフは、以下になります。同じ時定数のアナログ一次ローパスフィルタのの周波数特性と比較しています。
振幅特性は似ているけれど、位相特性は違いますね。
■振幅特性(リニア周波数軸)
■振幅特性[dB](リニア周波数軸)
■位相特性[rad](リニア周波数軸)
■位相特性[deg](リニア周波数軸)
エクセルのファイルはこちら
「motion_oyaji_freq_IIIR1st_1_8_linear_comp_081123.xls」をダウンロード
つぎに周波数軸をlog軸にした波形も合わせて示します。
■振幅特性(log周波数軸)
■振幅特性[dB](log周波数軸)
■位相特性[rad](log周波数軸)
■位相特性[deg](log周波数軸)
エクセルのデータはこちら
「motion_oyaji_freq_IIIR1st_1_8_log_comp_081123.xls」をダウンロード
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